2009年10月26日月曜日

CFDの特徴・メリットー総説ー

CFDの特徴・メリットに関しては、株取引やFX取引と対比して考えるととても理解しやすくなります。

まず、CFD取扱業者(証券会社)が挙げているCFDの特徴・メリットがだいたい次のような点です。

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(1)レバレッジが効き、少ない資金で取引できる。資金効率がよい
←株の信用取引では元手資金の3倍程度しか取引できないが、CFDでは数10倍~100倍以上の高いレバレッジを効かせることが可能
(2)24時間取引が可能
株取引では9:00~15:00(大証、ジャスダックでは15:10)しか取引できず、日中働いているサラリーマンはリアルタイム株価を見ながら取引しづらい
(3)同一商品を一日に何度も取引可能

(4)空売りができる
←株の現物取引では空売り不可
(5)取扱い銘柄数が非常に多い

(6)日本にいては買うことが難しい外国株のCFDの売り買いができる

(7)注文方法が多様
←CFDでは成り行き、指値以外にも利益確定・損失限定のための注文方法が存在する
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ただ、これらの中には魅力的に見せて個人投資家に買わせるための美辞麗句にすぎないものもあり、本当にアマチュアの個人投資家にとってのメリットなのか疑わしいものがあります。
また、ひとそれぞれ取引手法に得手不得手(得意不得意)がありますから、他の人にはメリットでも自分にはメリットとはいえないものもあります。

そこで、以下では、本当にあなたにとってのメリットが何なのかを考察してまいります。
これにより、あなたにとって最もふさわしい証券会社もきっと見つかるはずです。

例えば、CFDのメリットに「取扱い銘柄が非常に多い」「外国株のCFDの売り買いができる」というのがありますが、米マイクロソフトを売り買いすることはあっても全然知らないアメリカの銘柄をあなたが興味本位で売り買いすることはないはずです。
また、フランスのエルメスのCFDを売り買いすることはあっても、それ以外のフランスの銘柄を取引する人はごく少数です。

このように、取扱銘柄数の多いことをウリとする証券会社があなたにとって最もふさわしい証券会社とはかぎらないわけです。

証券会社選びは、以下で詳述するCFDの特徴・メリットを読んでからにした方がよろしいかと思います。

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